この記事では赤ちゃんにワセリンが合わない原因を徹底解説しています。
さらにワセリンの選び方やおすすめの使用方法も紹介しています。
赤ちゃんの肌荒れにはワセリンがピッタリです、でも肌に合わないこともあるので、パッチテストを行ってから使いましょう。
赤ちゃんにワセリンを使おうか迷っている方はぜひ使用上の注意点などをじっくり読んで不安を解消してくださいね♪
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一般的に敏感肌の方でも使いやすいとされているワセリンです。
でも中にはワセリンを塗ってかぶれやかゆみ湿疹を引き起こしてしまう場合もあるようです。
その原因としてワセリンの精製度が挙げられます。
ワセリンは製品ごとに精製度が異なるのですが、精製度の低い商品を使用すると敏感肌の方は肌が荒れてしまうかもしれません。
赤ちゃんにワセリンが合わなかった時の対処
万が一、ワセリンを塗ってかゆみ、かぶれ、発疹などの症状が現れてしまった場合、ただちに使用を中止しましょう。
医療機関を受診、または薬剤師に相談してください。
そして受診の際、使用したワセリンの製品名を伝えられるよう、準備しておきましょう。
そもそもワセリンとは
ワセリンは石油から精製された保湿剤で、肌から水分が蒸発するのを防ぐ働きを持ちます。
石油が原料と聞くと肌に使っていいのか?と不安になりますよね。
でも石油は天然由来の原料であり、高純度で精製し不純物をほとんど取り除いているため、敏感肌の方でも使いやすいです。
赤ちゃんに合うワセリンの種類と選び方
ワセリンは大きく白色ワセリンと黄色ワセリンの2種類に分けられます。
ワセリンは純度の低いものは気色味を帯びて、純度が高くなるほど白くなります。
肌が敏感な方は純度の低い黄色ワセリンは刺激になってしまう可能性があるため、白色ワセリンを選びましょう。
ただ見た目だけで純度は正確に知ることができないので、注意が必要です。
また、肌荒れや乾燥など具体的な肌の悩みがある人は配合されている成分をみて選ぶのも良いでしょう。
肌荒れが気になる方は、グリチルリチン酸ジカリウム・アラントイン・グリチルレチン酸ステアリルなどが入っているものを選びましょう。
また乾燥が気になる方はセラミドやヒアルロン酸が入っているものがおすすめです。
ワセリンの効果と副反応
ワセリンは皮膚の乾燥から守り、肌の水分が蒸発するのを防ぐ働きがあります。
保湿剤といっても保湿成分が含まれているということではなく、肌の表面を油膜が覆ってくれるようなイメージです。
また、油膜は外部の刺激から肌を守る働きもあり、オムツかぶれや靴擦れなど、摩擦による肌荒れが気になる人におすすめします。
一般的にワセリンは副作用が出にくいとされています。
体内に大量に摂取すると吐き気や下痢を引き起こしますが、手や口についた少量のワセリンを口にする分には問題ありません。
唇が荒れやすい方や口紅の下地としても使用可能です。
ただ、純度の低い製品を敏感肌の方が使用した場合、肌荒れの原因となる可能性があります。
副作用が全くないということではないので、注意しましょう。
ワセリンを使う前の注意点
- ワセリンの使用前にパッチテストを行う
- 少量を付ける
- 顏には精度の高い白ワセリンを使う
- 開封後は早めに使い切る
ワセリンは比較的副作用がないとされていますが、いくつか注意点があるので、使用する前に確認しておきましょう。
注意点①:ワセリンの使用前にパッチテストを行う
ワセリンは一般的に敏感肌の方にも使いやすいと言われていますが、念の為パッチテストを行うことをおすすめします。
二の腕の内側に少量つけ、時間をおいて腫れやかぶれが起こらないか確認しましょう。
注意点②:少量を付ける
ワセリンは塗りすぎてしまうと、肌がベタついてしまうため、少量をこまめに優しく使用することをおすすめします。
また、赤ニキビができている部分にワセリンを塗ってしまうと毛穴を防いでニキビをより悪化させてしまう可能性があります。
赤ニキビができている間は使用を控えるようにしましょう。
注意点③:顏には精度の高い白ワセリンを使う
顔の皮膚は体よりも薄く敏感です。
顔にワセリンを塗る場合、純度が高く顔にも塗りやすい「白ワセリン」を塗るようにしましょう。
黄色ワセリンを顔に塗っても問題ないですが、不安な方は白ワセリンがおすすめです。
注意点④:開封後は早めに使い切る
ワセリンは腐敗や酸化を起こしにくく、防腐剤も無添加のものが多く売られています。
しかし、ワセリンをスパチュラなどを使用せずに手で容器から直接取ると、手についている雑菌が入ってしまいます。
チューブ型の製品であれば、衛生的に使用可能です。
また蓋を開けっぱなしにする、高温多湿の場所で保存しておくと、変質しやすくなるので、保管場所・保管期間には気をつけるようにしましょう。
ワセリンの使用方法
- 赤ちゃんの日頃のスキンケアにワセリンを使おう
- 赤ちゃんの乳児湿疹に
- 赤ちゃんのおむつかぶれの予防や改善に
- 赤ちゃんのよだれかぶれの予防や改善に
ワセリンの使用方法を紹介していきます。
使用方法①:赤ちゃんの日頃のスキンケアにワセリンを使おう
赤ちゃんのお肌は大人の肌よりも薄く敏感です。
衣類やオムツのちょっとした摩擦でも肌トラブルを起こしてしまうため、お風呂上がりの保湿がかなり重要です。
ワセリンで保湿することにより、摩擦から肌を守るだけではなく、肌の水分蒸発を防いでくれます。
ぜひお風呂上がりのスキンケアにワセリンを取り入れてみてください。
使用方法②:赤ちゃんの乳児湿疹に
乳児湿疹は乳児期にできる皮膚炎のことです。
乳児は大人よりも皮膚が薄く、肌のバリア機能が低いことが代表的な原因で挙げられます。
外部からの刺激に弱い赤ちゃんの肌を守るために、ワセリンを用いたスキンケアを行います。
使用方法③:赤ちゃんのおむつかぶれの予防や改善に
オムツかぶれとはオムツが肌に触れている部分に起こる皮膚炎のことを指します。
肌が赤くなったり、水疱ができたり、中には痛みを伴うものもあるため、しっかりと予防しておきましょう。
オムツかぶれの中でも皮膚が赤くなった状態、赤い湿疹ができている場合にワセリンを使用します。
水疱がある場合は弱いステロイド剤を短期間的に使用することをおすすめしますが、症状が改善されない場合などは医師や専門家に相談しましょう。
使用方法④:赤ちゃんのよだれかぶれの予防や改善に
ワセリンは顔に使用することもできるため、よだれかぶれで赤くなった患部に塗ってあげましょう。
また予防として毎日のスキンケアに取り入れることもおすすめです。
ワセリンをおすすめする方・おすすめしない方
○ おすすめする方
- よだれかぶれ・おむつかぶれ等で肌が赤くなっている方
- 摩擦など刺激による肌荒れを予防したい方
✕ おすすめしない方
- 赤ニキビができている方
- 脂性肌の方
肌が摩擦やよだれなどによって赤くかぶれてしまっている方、またはその予防をしたい方にワセリンはとてもおすすめです。
肌が薄い赤ちゃんはオムツの摩擦やよだれ、乾燥などさまざまな外的刺激で肌荒れしやすいので、しっかりとワセリンを塗ってケアしてあげましょう。
一方で赤ニキビができている方、脂性肌の方にはワセリンはおすすめしません。
ワセリンはベタつきやすく、表面に膜をはるように保湿するので炎症が起きている赤ニキビの部分や脂性肌の方はより肌荒れする可能性があります。
赤ちゃんにワセリンが合わない原因と対処法のまとめ
【 この記事のまとめ 】
- 赤ちゃんの肌荒れにワセリンがおすすめ
- 赤ちゃんの日頃のスキンケア、乳児湿疹、おむつかぶれに
- パッチテストを行ってから使う
- 精度の高い白ワセリンがおすすめ
ワセリンは石油由来のスキンケアアイテムですが、不純物を取り除いているので肌トラブルが少ないのが特徴です。
自然派のローションが好まれる傾向もありますが、実は敏感肌の赤ちゃんには安定しているワセリンの方がおすすめです。
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